これから手術です [生活]
今、手術台に横たわっています。
急患で、開始が少し遅れています。
先程受け付けで、額をぱっくり切ったお兄さんがいたので、その処置でしょうか…
私はこれから、首の大きなほくろと、右頬のシミを焼灼します。
一月程前、実家の父が顔のイボや、おでこのシミを取り、
「どうだ~綺麗になっただろう!」と、
自慢気に見せたのです。
そして私の顔をまじまじ見て、
「そのシミ取ってもらえ。」と。
諦めていたシミなので、ちょっと期待してしまい、私も取って貰う事にしました。
一緒に、首にある大きなほくろも。
子供の頃飼っていた、インコに良く噛まれ、痛い思いをしたほくろです。
と、ここ迄携帯に打ち込んだら、先生がいらっしゃいました。
はじめに麻酔を注射しますが、
「顔は痛いです。」と、
婦長さんはそう言って、優しく私の手を握りました。
確かに麻酔の針は痛かった!
でも、婦長さんが手を握っていてくれたので、怖くなかったです。
私、かなりのビビりだから、痛いの・怖いの、全くダメなんです。
ジリジリ音がして、頬がピリピリします。
ピンセットで、焼いた皮を剥いでいるみたいな…
少し痛かったのですが、婦長さんが手を握っていてくれたので、安心でした。
首のほくろは全く痛み無し。
ジリジリ音がして、首から煙があがり、あっという間におしまい。
優しい婦長さんで良かった。
と、ふとよぎったのは…
「顔の麻酔は痛いけどな~。」と言っていた父の顔。
父も婦長さんに、手を握っていてもらったのだろうか…
父も相当なビビりで、私に負けない位すっとこどっこいのはず。
その光景を思い浮かべると、可笑しくなってしまった。
変な事考えるのはよそう。